KafU's great journey Front Cover

Lyric

clydetis

KAFU

濡れたアスファルトの肌に

乱反射した知らない花の香

利き手じゃない方の肩が

少しだけ寒いな

目印だけを覚えていた

叙情性を隔離していた

唾液のように歩いていた

足跡も消していた

見慣れた帰り道

魔法をかけたような喧騒

ハンドメイドの看板が

少しだけずるいな

目印だけは覚えていた

叙情性を隔離してもさ

歩みを止めようとなんて

考えたことすらなかったのにさぁ

うぁうぁ

落としちゃった財布の中に

ぱんぱんに入っていた憧れで

毎週水曜日をカレーの日にしながら

泣かないよって嘘つきで

意味を待ってたよ

ずるいな、ずるいな、

君は消える飛行機雲のように、ずるいな。

黒塗りまみれのティピカルな夢が

大雨に濡れないように遺してゆく

二つ鳴る足音が錆びたドアを叩いた

ナップザックいっぱいの情で絆すようだ

誰が開けてやるものか

気が変わる前に帰ってくれないか

でも本当の本当を本当の本当のことをさ

落としてしまう前に一度だけでもさ

沢山の言葉のセメタリー

散々に還ってゆく

真っ白な写真に落書きとかしながら

「泣かないで」って嘘つきな

君を待ってたよ

ずるいな、ずるいな、

君は消える、飛行機雲のように。

ずっと探していた吐息が

絵空に散ってゆく、それでも

呪いみたいだ

貼りついた丸顔は泣かないからって

嘘つきな虹を描いてたよ

ずるいな、ずるいな、

キミは消える飛行機雲のように、ずるいな、あぁ。

  • Lyricist

    spieychan

  • Composer

    spieychan

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