Lyric

死にながら息をしていた 気が付きゃ手に入れていた

こんなものが欲しかったか 愛憎を照らすLED

追い求む旅の末に錆びた脳が言う「呆気ないね」

ハギレだけ寄せ集めて繋いでいけ メーデーその針穴

草臥れた手首も脳も

縫い目ばかり目立ってしまうな

乗り込んだテセウスの船を舵取れ

誰かのその手で

継いで剥いですぐに吐き出して 頼りのないあなたを

いつの日にか悲しい歌 やけに焼き付いて痛いんだ

レイディさあ教えてくれ この話の名前を

花占いなんて当てに出来るもんか

ぐしゃぐしゃに潰して さあ笑え

誰かを羨んだくらいで心臓も腕も交換こ

これで愛を持っていけるね ふと鏡と目が合う

今の今まで続く走馬灯 蚤の市狙う彼のかしら

あんな風に生きたくては止まない ピーカブーどうだ見つかったか？

雁字搦め化けの皮も

出しゃばるなと縫われた口も

上の空で盗んだパーソナル

何故かあたしが腐っていた

望んだ心が今更 躁を患って痛いんだ

いつまでも いつまでも続いて欲しいと希っても

一方的な信頼を求めては知らん顔ばっか

軽やかに手放せ 大事ならばいっそ

切って貼ってまた繰り返して この傷を隠すまで

どんな顔で笑えばいい 磔の様なさ世界の中

メイビーこんな命もあたしだけのものでしょう

だからこそあなたに 死ぬまで捧ぐんだ

心の奥底に潜んだ愛を

ああ侘び寂びのアイロニー 探すは陳腐な結末

心も声も全部上書きして

ああ継ぎ接ぎのシンフォニー 涙を隠したアップリケ

断ち切ってくれ全部 せーので

吸って吐いて立ち込める夕が 空の向こうへ消えていく

いつになればあたしのこと 見つけてくれるか 聞こえるか

ベスティどうか浅ましいこの心の在処を

教えてほしいんだ あなたが居なくとも

継いで剥いですぐに吐き出して 頼りのないあなたを

いつの日にか悲しい歌 やけに焼き付いて痛いんだ

レイディさあ教えてくれ この話の名前を

花占いなんて当てにできるもんか

ぐしゃぐしゃに潰して さあ笑え