MAYDAY Front Cover

Lyric

Chuo Line

Kei Koyama

今日も何処かで誰かが泣いてる

こっちおいでとベルが鳴った

明日も狂った時計が手招き

ほら見ろまた日々が割れた

首に目立つ引っ掻いた爪痕

赤く腫れて生きていると知った

無邪気にただ笑っていたくて

教わったよ、子供には戻れないと

この傷がいつか笑えるのなら

それはきっとあなたじゃないのでしょう

いつかなんて信じて 待ち疲れちゃったよ

誰が何故あなたに指を差すんだろう

さよならと呟いた 揺れる人ごみ

さいごの言葉はどこへ響いたろう

もう何も傷付けずにいられるなら

それが些細な理由になると

不意に止まる

迷惑な奴だと叩かれて

自分がまた一つ欠けた

直したいを全部書き出して

自分がまた一つ欠けた

セロハンテープでくっ付けといた

ベンチに座って笑うあの子も

ホームの隅っこで咽ぶあの子も

互いに吐いた空気を 吸い込んで息をしている

掠れゆく声を踏み躙ってさ

その足を一歩踏み出して 迎えにいくよ

それも間違いだと言われる様な

醜くて眩い世界 焼き付けて

誰より真っ直ぐな目で見つめて

薄れぬ様に

ありがとうもごめんねも大好きも

あなたには全部言えなかったよ

乱雑な声、書き殴った手紙

溢れた正しさ 誰も知らない癖

踵で黄色を踏んだ

ああ

さよならと呟いて 飛び越えた

あの子の笑顔のその裏側

道端に咲いた徒花 ベルの音

造花みたいに冷たく見えた

こんなにも こんなにもさ素敵なこと

一つだけ分けてはくれないか

じゃあねと手を振って遥か彼方

そっと手に取り綺麗と呟く

これで綺麗になれるかな

  • Lyricist

    Kei Koyama

  • Composer

    Kei Koyama

MAYDAY Front Cover

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セルフボーカルによる1stアルバム。自主制作アニメ口遊の主題歌「アンパサンド」の他、過ぎゆく猥雑な日々を歌う楽曲などアルバム書き下ろし楽曲のみで構成された全14曲を収録。

Artist Profile

  • Kei Koyama

    シンガーソングライター・音楽プロデューサー兼イラストレーター。作詞作曲、演奏、歌唱からイラスト、映像まで全て一人で制作。 2021年より阿亀屋名義でVOCALOIDを使用した作品を動画配信サイトへ投稿開始。 2022年11月ボーカロイドアルバム「PATCHWORK」をリリース。その後、2023年9月本名名義小山慧としてアルバム「MAYDAY」をリリース。

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