風が頬を撫でる夕暮れ いつかの帰り道
自転車に乗って
今に溶けゆく時間に引っ張られながら 思い出した
傷付けあって頬を叩いて
こんな時間だけが続けばなんて
僕だけ少し背が伸びたよ
寂しいんだきっと
今更透明な欠片を拾い集めて
もう一度だけ綺麗に咲いてくれるかい
心の奥で君は笑っているだろうか あの頃みたいに
あんな花束は渡したくなかったよ
1人ベッドに横たわる 霞む夜の淵
手紙を見返す
君の涙は一度も見たことがなかった
今頃は泣いているだろうか
ブランコの上頭ぶつけて
大人になったねって笑い合えたら
些細な日々も見落としてしまうよ
あんまりに綺麗で
物足りない毎日の向こうで
白いガーベラが手を振る様にふわりと風に靡いた
冷たい手を強く握って
言葉にも出来ないくらいに
こんな手紙じゃ足りないよ 話をしよう
聞き飽きた声が遠くで粉々になった
あの花を君も覚えているかな
君の答えのない問いも いつかバツを付けてさ
もう二度と増えないあの日を探しにいこう
交わすことのなくなった約束も
渡すことのない花束も
雨に濡れたことを思い出してよ
目眩く季節が過ぎる
透明な欠片を拾い集めて
もう一度だけ綺麗に咲かせてくれるかい
心の奥で君は笑っているだろうか あの頃みたいに
あんな花束は渡したくなかったよ
思い出話はそっちでしよう
- Lyricist
Kei Koyama
- Composer
Kei Koyama
Listen to Glass Bouquet by Kei Koyama
Streaming / Download
- 1
Moring Assembly
Kei Koyama
- 2
Heart Note
Kei Koyama
- 3
Chameleon
Kei Koyama
- 4
Nekojita to Soup
Kei Koyama
- 5
Ampersand
Kei Koyama
- 6
Mayday
Kei Koyama
- 7
Knot
Kei Koyama
- 8
Linen
Kei Koyama
- 9
HAW?
Kei Koyama
- 10
Bochan
Kei Koyama
- 11
No Longer
Kei Koyama
- 12
Chuo Line
Kei Koyama
- ⚫︎
Glass Bouquet
Kei Koyama
- 14
Last Meeting
Kei Koyama
セルフボーカルによる1stアルバム。自主制作アニメ口遊の主題歌「アンパサンド」の他、過ぎゆく猥雑な日々を歌う楽曲などアルバム書き下ろし楽曲のみで構成された全14曲を収録。
Artist Profile
Kei Koyama
シンガーソングライター・音楽プロデューサー兼イラストレーター。作詞作曲、演奏、歌唱からイラスト、映像まで全て一人で制作。 2021年より阿亀屋名義でVOCALOIDを使用した作品を動画配信サイトへ投稿開始。 2022年11月ボーカロイドアルバム「PATCHWORK」をリリース。その後、2023年9月本名名義小山慧としてアルバム「MAYDAY」をリリース。