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氏が近年つとに傾倒しているのが『歴史』。
それは自身のルーツへ迫る細かい視点もあり、日本という大きな視点もあり、双方を行き来している。
本作は大きな視点にあたるもので、江戸時代の旧東海道・箱根路を歩いた際に描いた詩によるもの。
江戸時代から続く老舗「甘酒茶屋」で休憩した際、「あまりの美味しさに涙が出た」という。
今や日本全国津々浦々まで交通機関が発達し、旅行から歩くということがほぼ消え去った。
勿論便利であるということは良いことであるのだが、全ての価値基準が便利に向かうと、自ずから消えてしまうものがあるのではないだろうか。
一度峠の甘酒を飲みに、箱根に足を運ぶことで、歴史に対する見え方が変わってくるのかもしれない。

アーティスト情報

哥処 墨林庵