夕焼けパレットのジャケット写真

歌詞

夕焼けパレット

BAYABAYA

普通の夜のいつもの湯船

だけど今日は少し違ってた

もらいものの小さな入浴剤

封を切る手に君の期待が踊る

「なにいろかな?」って瞳がきらめく

ピンク? それとも 水色?って

湯の中でじわりと広がるその色は

大人にはただの茶色だった

でも君は言った嬉しそうに

「これってさ、ゆうやけいろだね!」

夕焼け色の湯船のなかで

君が名づけた世界が光る

ただの色が特別になる

目に映るものが心で変わる

僕にも見えたよ君の“夕焼け”

「おとうさん、みて!」って手を広げ

お湯をバシャバシャしぶきが舞う

思い出と混ざりあって生まれたその色は

どこかの空と きっとつながってた

大人は名前で決めてしまう

でも君は感じて名づけていく

夕焼け色の湯船の中で

君が世界に魔法をかける

記憶と感情が手をつなぐ

名もない色が君のものになる

僕も一緒に見つけてみたい

ぼやけはじめた景色の中で

君が見せてくれた光の言葉

うまく見えない日もあるけれど

君の目が僕を連れてゆく

夕焼け色の湯船の中で

笑う君が一番の光

もう一度世界に驚きたい

忘れてた“感じる力”で

一緒に名前をつけていこう

この色にも、未来にも

  • 作詞者

    BAYABAYA

  • 作曲者

    BAYABAYA

  • プロデューサー

    BAYABAYA

  • ボーカル

    BAYABAYA

夕焼けパレットのジャケット写真

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    夕焼けパレット

    BAYABAYA

ふつうの夜の湯船が、君のひと言で「ゆうやけいろ」に変わる。小さな入浴剤、広がる色——大人にはただの茶色でも、君が名づけた瞬間に世界は光りはじめる。
「大人は名前で決めてしまう、でも君は感じて名づけていく」。その気づきが、止まりがちなぼくの視界をそっと動かす。夕暮れに伸びる影、笑う君がいちばんの光。忘れていた“感じる力”を取り戻して、これからも一緒に名前をつけていこう。

アーティスト情報

  • BAYABAYA

    日本を拠点にインストゥルメンタル音楽を制作しています。 テーマにしているのは、季節の移ろい、一日の時間の流れ、そして街や自然の風景です。春の朝のやわらかな光や、夏の夜の静けさ。秋の街角の彩りに、冬の午後の落ち着き。そうした何気ない瞬間を音に置き換えるように曲を紡いでいます。 言葉を持たない音楽だからこそ、聴く人それぞれが自由に物語を描くことができます。過去を思い出すこともあれば、いまを静かに味わうこともある。未来の景色を想像するきっかけになるかもしれません。 聴く人の日常に、静かに彩りを添えられる音楽でありたいと思っています。

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