2o20のジャケット写真

歌詞

過冷却

Mizore

その臨界点に跨って空を見上げる

往来制限と対峙して

あてもない声を抱えて今を遮る

後悔顕現のポートレート

そっと触れていたはずの熱りで焼成

爛れた後には透明

今になって零れたその言葉に

「吸って、吐いて」

それが延いては毒になって

形をつくると知っていた

世界が凍る

夜に触れて影を塞ぐ包囲網

閉じて消える齟齬霞み出す方へ

明日を超えて今日が叫ぶ

道に迷う故に惑う縁遠き肯定に酩酊

創造性を失って未来に縋る

交代延々と連鎖して

夢見たって駄目だって過去に凭れる

当然のように愛すれど

きっとあの日がどれほど

ありふれていても

二度と見たくないような

灰になった心を嫌うのでしょう

「あれか、これか」の行き着く先で

悲劇に溺れた正義が

見蕩れるほどの透明感

世界に向けて旗を揚げた合理論

舞って癒える嘘も歩き出す光景

明日の光芒が虚無を照らす

未知に惑い空に触れている指先

今更何かを言ったところで

変えられることはないけど

光差して黒を雪ぐ

精彩欠いた僕の夢は

何処かに消えて

空に向けたその先は未来永劫

世界が溶けて道を開けた

氷の中綴じた夢が溢れ出す逢瀬

言葉を選んでも先は無い

空に見えた摺切りの無色透明

最後の日にはこのままで

全てが匙を投げて

何に縋ったって誰も来ない

触れるだけで壊れるような

小さな肩に乗っかった世界

  • 作詞

    Mizore

  • 作曲

    Mizore

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