Lyric

解けていたシューレース やっと気がついた

結び直そうと手を伸ばしたまま

翻る日々に何もかも追いつかないことも

君が知れば笑うだろうか

なあもうどっか行こうぜ どこでも良いんだ

いつかの後悔も手に取りたい程に

歌って唸って ずっと這いつくばって

この足が腐るまではどうか

海の向こうへ歩いていくんだ 帆を上げて

探した言葉はもう見当たらない

君の為だなんてどうやっても言えないな

流れ落としてくれ 君の憂いを

僕のことを

謂れのない言葉に君がまた塞ぎ込んで

君だけに言わなきゃって声を飲んだ

散らかる部屋の中 何処からか聞こえた波の音

微かに香る潮風の息吹

ねえなんかしようぜ 何でも良いんだ

その紐を結いて 二度と解けぬ様に

結んで縛って 何度も馬鹿みたいに

ふと気づく笑う声が遠くへ

君に誓った歌を歌うんだ いつまでも

最後にくれたものが心ならば

どんな悄然も全部 笑える気がしてさ

忘れて笑ってくれ 僕みたいに

僕のことを

遠くに揺れる地平線が やけに朧ろいでは見えなくなる

歩いていくんだと結んだこと それが首を絞めたのならば

ほどけないようと願うだろうか あのままで歩くだろうか

跳ね返る陽が白く光った 眩しくて目を塞いだ

海の向こうへ歩いていくんだ 帆を上げて

探した言葉はもう見当たらない

君の為だなんてどうやっても言えないな

もういっそ連れていけ その向こうへ

君に誓った歌を歌うんだ いつまでも

最後にくれたそんな心があるなら

どんな悄然も全部 笑える気がしてさ

忘れて笑ってくれ 僕みたいに

僕のことを

ふたりのこと