Moesodentity 2019-2023 Front Cover

Lyric

Pseudo Twelve-tone music

m-sode

いたいけなキャンバスに

描き連ねた旋律

――訂正。

既に聴いたことの無い色彩を

求めて合、不合

無限の自己批判を続けて

辿り着いて

また迷いながら俗に染まる

前時代的となじられ

汚されていく 夢の

始まりがシ体でも

Retake Retake Retake Retake

十余り二つのパレットでさえ

直ぐにエゴに収束するの

Es,as,f,c,g,d,a,e,h,fis,cis,gis

Fis,Des,As,Es,B,F,C,G,D,A,E,H

吐き捨てる 妙技

そこに価値などないさと 厭世

――そんな歌詞がもうゴミにしか見えぬ。

くだらない理想 移ろう流行

その狭間を穿ちたいから

――訂正。

「こんな作品は口に合いますか?」

前時代的となじられ

汚されてく 歴史の

始まりが偉大でも

否定、否定、否定、否定。

十余り二つのパレットでさえ

直ぐにエゴに収束する

否定!否定!否定!否定!

肯定。

否定!否定!否定!否定!

数多もの可能性が出尽くした世の中で

未だ

作る意味は本当にあるのだろうか

私の寿命は間に合うのだろうか

嗚呼

最前線は此処だと

いつか言える日が来るなら

Lie

前時代的となじられ

汚されていく 夢の

始まりが死体でも

Retake Retake Retake Retake

十余り二つのパレットでさえ

直ぐにegoに収束する

I know what I seek for

I know what I live for

I know what I miss

Draw

Lie lie lie lie

神が捨てたイデアを

鍵をかけた映画を

咲き損ねた生花を

描き尽くしてゆく

Write write write write write

  • Lyricist

    m-sode

  • Composer

    m-sode

Moesodentity 2019-2023 Front Cover

Listen to Pseudo Twelve-tone music by m-sode

Streaming / Download

  • 1

    Fibonacci

    m-sode

  • 2

    Music Monster!

    m-sode

  • 3

    Steampunk Waltz

    m-sode

  • 4

    "The rain said."

    m-sode

  • 5

    little rain requiem

    m-sode

  • 6

    Hachigatsu Toka

    m-sode

  • ⚫︎

    Pseudo Twelve-tone music

    m-sode

  • 8

    Cyber Leucochloridium

    m-sode

  • 9

    Insert your lyrics.

    m-sode

  • 10

    Music Eater!

    m-sode

  • 11

    Meaningless Music

    m-sode

  • 12

    Indigo blue affection

    m-sode

  • 13

    "Just fear, just alive."

    m-sode

  • 14

    Loveless AI, make the last art

    m-sode

  • 15

    Theory of Gifted

    m-sode

  • 16

    Composition

    m-sode

  • 17

    The Day I Found Love

    m-sode

モエソデ(m-sode)初の配信アルバム。2023年末までに投稿した約50曲の中から、代表作の「フィボナッチ」、DTMerの自嘲に満ちた「みゅーじっくもんすたー!」、束の間の異世界小旅行を描いた「蒸気都市のワルツ」、雨と静寂をドラムンベースに乗せた「―雨曰く。」、ピアノと歌声が対等に語らう「雨のうた、聞こえないように」、独特なリリックで人類絶滅後の夏をノスタルジックに描いた「八月透夏」、音楽の可能性の模索を十二音技法による音列のリフレインで描いた「十二音技似非調性学」、世界を浸食する合成音声への畏怖をハードスタイルで描いた「電脳ロイコ」、聴き手に楽曲完成権を委ねた実験的作品「ここに歌詞をいれてください」、合成音声とコンポーザーの主従関係の逆転を妖しくも痛快に描いた「みゅーじっくいーたー!」、2つのサビの大胆な対比にモエソデらしさが表れた「意味の無い音楽」、リリースカットピアノ&チップチューンサウンドで月並みな恋愛を他人事のように描いた「藍染恋歌」、生と死への”アンチテーゼ”「痛いのが怖いから生きている」、画家として生まれたAIの物語を7名の合成音声を駆使して描いた前衛的作品「アイ無き絵画、芸術史を殺せ」、”天才”と”平凡”の狭間で生きる者たちのリアルを描いた「才能論」、2023年迄のモエソデの集大成的作品「コンポジション」、”愛”に満ちた歌声が決してあり得ない”永遠”を願いながら力強くアルバムを締めくくる「アイを知った日」の計17曲を再編集し収録。

Artist Profile

  • m-sode

    萌え袖が大好きなボカロP。 2019年末の活動開始直後は純粋な邦楽ロックを目指していたが、近年のインターネットの影響を受けて作風が変化していく。テクノ・ロック・音ゲーコア・現代音楽・劇伴風・プログレ・ドラムンベース・ポエトリーリーディング等を好んで作るが、ジャンル名不詳な楽曲も多い。非現実的な技巧を織り交ぜたピアノ、自然かつ諧謔的な変拍子、多様な解釈ができる歌詞等が特徴。好きな楽曲テーマは、雨、静寂、絵画、幾何学、生と死、嘘、合成音声文化の未来。コンセプトは「かわいい曲にやさしい毒を」。シリアスな作品を多く作る一方で、動画投稿サイトにはネタ曲も多く投稿しており、その行為は人間が普遍的に持つ二面性の表現として成立している。それとも或いはただの気まぐれ生命体かもしれない。

    Artist page

LUCY LOVE records

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