Lyric

なあ誰にも言うなよってそれ誰に言ってんだ

きっと烏滸がましくもあなたへなんて 笑うんだろ、そうだろ

もうこの先何年だって隠し通してやるさ

あの頃と同じ様に嘘を重ねて 涙も出ないんだ

「一口どうぞ」ああどうもありがとう

こんなことしか返せない 情けないな

どんな言葉を口にして 痛くて飲み込めなくて

それでもあなたと同じように笑って息を吹く

冷めた言葉は恐ろしいや 心許ない悲傷も

全部スープに溶け込んだ あなたは何を思う

ドアが音を立てる

嚥下した思いがずっと思い出せなくなった

カップに揺れる煙何を伝えようか ただひとつだけ

飛んだフリスビーを取って チープなワンちゃんみたいね

募った相槌も減りやしないんだ どこまで行こうか

「冷めないうちに」お気にもなさらず

そんな孤高で待ち惚け 冷めきるまで

散々嫌に注ぎ込んで 黙した声が増えていく

やっと気付いた時はどうだ 誰もいなくなったろう

下らない毎日を溢して すぐ拭き取れるくらいに

全部スープに溶け込んだ もういいか、口を付ける

ドアは閉じたまま

日が暮れていく 歪が喉を刺す

笑顔に隠すこと 上手くなれちゃって

たった一瞬が今日も続いていく

それでも未だに熱くて飲めない

恥ずかしいや

どんな言葉を口にして 痛くて飲み込めなくて

それでもあなたと同じように 笑って息を吹く

冷めた言葉は恐ろしいや 心許ない悲傷も

全部スープに溶け込んだ さあほら一口

散々嫌に注ぎ込んで 黙した声が増えていく

やっと気付いた時はどうだ 側にあなたがいたんだ

下らない毎日を溢して すぐ拭き取れるくらいに

全部スープに溶け込んだ しょっぱくてほろ苦い

隣で笑った気がした