Spectre Front Cover

Lyric

Antimira

Ichino

誰かが呼んだ 手をとって助けあった

握り締めたけど 互いに飲まれた

彗星のように知られては消える

どうせ消える道を愛している

誰かが呼んだ 気づかず立ち去った

気づいていたけど 振り向くと怖かった

人と人とのあいだの恐怖は

大切なものが自分であること

バイオリンの弓のように細くうたう

孤独の炎 涙の音

なにかを見て なにかを探していた

なにもかもが光る闇の中で

またいくつも生まれては消え

残酷でも夜明けを待っていた

いつかは滅ぶ 地球も焼かれる

目的のない 終わるまでのゲーム

最初からすべて運任せだけど

幸せは無駄の中にあるから

名前のある ひとつの生命

他人は駒で 自分も駒なら

無駄と知りながら楽しめる噺

王将はつねに自分であるもの

太陽系の群れのように遥か遠く

広く離れた ひとつの鼓動

きみのすべて ぼくにはわからない

それくらい近くて遠い涙

泣き疲れた焼けた目の下

夕焼けが捨てたみたいに

なにかを見て なにかを探していた

夢中になった迷路に見えた光

またいくつも消えては生まれ

残酷でも夜明けはくるから

頑丈に積みあげていた塔

のぼり詰めたところでまたひとつ

星に変わって塔は残され

すべてを背負う今になった

バイオリンの弓のように細くうたう

太陽系の群れのように遥か遠く

  • Lyricist

    Ichino

  • Composer

    Ichino

Spectre Front Cover

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