Spectre Front Cover

Lyric

Sun & Moon

Ichino

熱く残っていた

甘く熟れた街の

あの苦くて腐りかけた夕暮れ

あなたは太陽

ぼくはひとりじゃ光らない

照らしてくれたときはデコボコだった

ただいま 冷えた玄関

音を立てないで

失われた時が ずっとまだ

いわなくちゃわかんない

わからないままで

時間が赦すから信じられていた

綺麗に輝く

月の影と跡

表も裏もなく傷だらけだよ

ずっとそんな僕を見てほしかった

あなたは泣いた

ぼくは照れて喋らない

頬がこけていると余計なお世話

ぼくは泣いてた

ばれないように黙って

あなたのゆく道をたどる背後で

よく笑っていた

諦めたようにまっすぐ

涙を見せまいとその場しのぎで

ぼくらは知っていた

互いの傷の跡

自分の傷の跡 蔑ろにして

抗い難いきみの

やさしい涙が

失われた時に なんで

あなたがいたから

ぼくはぼくでいる

そんなの誰にでもいえやしないから

伝わるかわかんない

そこにいるかわかんない

それでもきみがいる ぼくの心に

何度やり直しを願ったことか

また出会えたとき 約束が解けたとき

話せば永遠を拾ってしまうから

まだ話さないよ これでも生きているよ

聴いていて 太陽と月の噺

ただいま ここがぼくの

いまの居場所だよ

傷跡が輝く そういう場所

ごめんね いままで

あなたはもういない

ひどく胸が痛い それでもぼくは

これからも生きる

なにかを書いている

失われた時の延長線を

ずっとそんなぼくを見ていてくれ

また明日がきて

出会うときがきて

そうやって何度でも信じて生きている

ぼくはもう迷わない

傷跡はちゃんとある

これがぼくの守る 生きるためのテーマ

ずっとそんなぼくを見守ってほしい

  • Lyricist

    Ichino

  • Composer

    Ichino

Spectre Front Cover

Listen to Sun & Moon by Ichino

Streaming / Download

Artist Profile

"