Spectre Front Cover

Lyric

Archer

Ichino

憧れを見て背伸びをした

夢は見るけど魅せられなかった

液晶や紙でなぞった

ひとつの世界が欲しかった

あの作者はダブリンを宇宙に

あのシンガーは永遠に生きている

あの日を生きた今日がいい

そう思えないぼくもぼくだから

意地でも変えられないもの

それでも赦されないこと

繰り返さないように腕をあげ

未来へ放て

愛したぶん愛された

既存のこと 唯一のもの

無限の空 限界は

軸の奥 心は見えない場所を

望んでいる

ふりかえれば気が滅入るほど

いろんな過去が絡みあっている

失ったものが捨てていった

白紙を埋める空っぽの音

色褪せた音符のアルバム

残された者が注釈を添え

そうやって辿って繋がって

今日まで生きてきた古い音

水溜りが居場所を埋めた

霞んだ目は乾かなかった

絶望のまだ途中なんだから

ねえきっとみせて

まだ見えないところを

知らない景色 どこまででも

腕あげた弧の角度

解き放ていま まだ見ぬきみが待つ場所へ

向かっている

歴史に埋もれた宝物

妄想万能 幻想だけど

隠した過去に宝探し

財宝は時間 どこまででも

憧れという山は遠い

近づいても変わらない大きさだ

自己という幾何学 見つけたら

いつの間にか宇宙にいた

なんでこうも下手なの

いつものこと 不器用だけど

真っ青な空が

水溜まりと涙をぬぐうから

よくもまあ笑ってるよ

我ながら 涙目でさ

どうせちゃんと片づく

信じているから生きていられる

無限は有限の中の

銀河のような絶望

ぼくらはずっと途中なんだから

未来へ放て

  • Lyricist

    Ichino

  • Composer

    Ichino

Spectre Front Cover

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